事務所報2024年2月号を発送しました。
主な内容は以下の通りです。

・「つながらない権利」について
勤務時間外に仕事の連絡を拒否する権利のことを「つながらない権利」といいます。
パーソル総合研究所が昨年7月に調査したところによると、「過去1か月以内に業務時間外に仕事の即時対応を要求されたことがある」被用者は58%にのぼり、「勤務時間外の連絡・対応を禁止している会社」は、わずか6.2%にとどまっています。
コロナウイルス感染症の蔓延から、十分な準備もなく、テレワークを導入したケースも多く、仕事と私生活の区別があいまいになりがちです。
取引先や顧客には、対応可能な時間を事業主から案内するなど、しかるべき配慮をお考え下さい。

・「カスタマーハラスメント」について
社内におけるパワーハラスメント、セクシャルハラスメントへの意識は徐々に高くなってきておりますが、顧客からの著しい迷惑行為や無理な要求=カスタマーハラスメントにまで、取り組みを広げている企業はまだまだ少ないです。
厚生労働省の「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」を踏まえて、具体的な対応のしかたをまとめてみました。「立ってその場で対応せず、場を改める」「記録を収集しておく」「1対1にならない」等、具体的な行動にまで落とし込んでおります。

その他、労働者の過半数代表の選出の仕方、労働基準法4月の改正などの内容を掲載しておりますので、お手元に届きますまで、今しばらくお待ちください。