事務所報2023年8月号を発送しました。主な内容は以下の通りです。

・カスタマーハラスメントの対応例について、まとめてみました。
お客様は神様・・・とはいうものの、近年、カスタマーハラスメントに悩まされる会社も少なくありません。いざというときにどう動くのか、対応例をまとめました。

・社会保険の適用の強化、労働基準監督署からの情報提供が始まりました。
形式的に「外注先」「フリーランス」等の請負、委任契約で仕事をしている場合であっても、タイムカードを打刻させているとか、仕事の進め方について具体的に指揮命令を行っている場合、実質的に労働者であると認定される場合があります。労働基準監督署が調査等で「労働者」と判断した場合、社会保険適用を強化するため年金事務所に情報提供を行う取り組みが、今年4月より始まっています。
「労働者性」について、まとめてみました。

・DVから逃れるための退職は雇用保険の特定理由離職者として取り扱われる可能性があります。
雇用保険の失業給付は、会社を退職した際の経済的下支えとなるものです。自己都合により退職した人とやむを得ない事情で退職した人では支給開始までの期間や支給される日数に違いが出てきます。
DV(配偶者からの心身に対する暴力)から逃れるために住所を移さざるを得なくなり、会社を退職する場合、やむを得ない事情での退職=特定理由離職者として、雇用保険の給付制限を受けないことになりました。対象になるための書類、手続きなどをまとめました。

以上のほか、アルバイト時給の実態調査結果等、充実した内容となっております。
お手元に届きますまで、今しばらくお待ちください。