事務所報2021年1月号を発送しました。
主な内容は以下のとおりです。

・働き方改革の一丁目一番地は労働時間を削減すること。そのためのマニュアル作りとは…
「労働時間=仕事量÷能率」この式から外れることはできません。
労働時間を減らしたいなら、能率をあげればいいのですが、一人一人の能率を上げることはなかなか難しい。
現場に沿ったマニュアルを作成し、それを遵守することによって、今日初めて現場に入った者も熟練者も同様に芳醇作業に取り組めるようにしておくことは仕事の効率化、能率UPの第一歩です。
マニュアルの作成、効果について書きました。
オリジナリティを発揮するのは標準作業が完全にできてからでいい。まずは誰もが最短距離で標準作業にリーチするべし!

・同一労働同一賃金について、最高裁の判例が積み重なってきました。
正規職員と非正規職員の待遇格差、いったいどこまでがOKで、どこからがNG??
賞与、退職金、扶養手当と休暇を軸に最高裁判所の判断をまとめます。
中小企業も春には対応していかなければならない問題です。
早急な対応をしてまいりましょう。

・外国人技能実習生の受け入れ事業所、7割で法令違反
令和元年分の外国人技能実習生受け入れ事業所への監督指導、送検の状況が厚生労働省から公表されました。
監督指導は全国で9,455事業所、うち6,796事業所で労働基準関係法令違反があり、割合としては71.9%。「労働時間」「割増賃金未払い」は一般的によく見られる違反ですが、特に「健康診断を怠る」「寄宿舎の安全基準が適格外」「安全基準、衛生基準の未達」など命に直結する事項が守られていないという結果に非常に暗澹たる気持ちになりました。指導が入ったことを契機に改善されるよう切に希望します。

などとなっております。

お手元に届きますまで、今しばらくお待ちください。

今年も一年ありがとうございました。
来年も何卒よろしくお願いします。