事務所報2023年6月号を発送しました。
主な内容は以下の通りです。

・算定基礎届の手続時期となります。準備を進めなければなりません。
健康保険・厚生年金保険の保険料は被保険者が会社から受け取る報酬を保険料額の等級表に当てはめて標準報酬月額を決定し、ここに保険料率を乗じて算出されます。毎年1回、7月10日までに、報酬の届出を行う必要があり、届け出書類を「健康保険厚生年金保険被保険者報酬月額算定基礎届」と言います。この書類を間違いなく提出しなければ、保険料の賦課に誤差が生じます。どのようなものを報酬とするのか、休職していて報酬のない場合はどうするのか、パートタイマーの取り扱いは?等、注意すべき点をまとめています。

・賃金のデジタル払いが解禁されました。
令和5年4月から賃金のデジタル払いが解禁となり、従業員が同意をすれば、通貨や銀行通帳を介さず、〇〇ペイなどの口座に支払うことが可能になりました。手順や仕組みについて、解説しています。

・インターンシップの枠組みが変わります。
学生が就業前に企業等で就業体験する仕組みを「インターンシップ」と言います。従前、「インターンシップ」という名称を使用する場合、特に決まりがあるわけではなく、内容も期間も企業によりまちまちで、中には単なる会社説明会だったりするものもありました。学生側では就業体験から採用につながるものと捉えて、学業に充てるべき時間を割いて参加しています。きちんと体験が積めるよう、令和5年度の学部3回生、または、修士課程進学の学生から、「インターンシップ」と称する際の要件が決まりました。内容について、まとめています。

お手元に届きますまで、今しばらくお待ちください。